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春探し

2007年2月8日(木)

最近寒い日が続いてばかりで、ついつい「ミネアポリスもうイヤ!暖かいところで暮らしたい!」などと愚痴ってばかりでしたが、ふと気がつけくと、日がかなり長くなっているんですよねぇ。11月末頃には日没が5時前になったのですが、今では5時だとまだまだ日が照っています。それに以前だと、朝起きたらまだ真っ暗→二度寝の誘惑に負けてしまいつい…なんてことがたびたび起こったのですが(笑)、今朝なんて朝の日差しとともに目が覚めました。なんとなく体調もすこぶるよく思えるような。もちろん、今日も明日も相変わらず寒いけど(きっと明後日も、明々後日も…あ、いかんいかん、またネガティブ・モードに!)、どうにかこうにか春は近づいているんだな~と実感します。やっぱりお天道様の力は偉大ですね。

というわけで、ほんのちょっぴりだけど春の足音が感じられた今日の日記はベートーベンのヴァイオリン・ソナタ第5番をBGMにお送りしております(CD等をお持ちの方は、この機会にゼヒお聴きください)。ベートーベンのソナタの中でも特にこの第5番は、ヴァイオリン・ソナタなのか、ピアノ・ソナタどちらかなのか(どちらが助奏なのか)が分からなくなってしまうほどのピアノとバイオリンの掛け合い、これが非常に美しいですよね。

春は近所のお花屋さんにも一足早くやってきていました。この時期お花屋さんと言えば、来週のバレンタインデーを控えて、赤一色・バラ尽くしですが(ピンクのバラもあるけど、断然真っ赤が優勢)、そのバラの陰に隠れるようチューリップがお目見えしていました。もちろんチューリップの切花は一年中手に入るけど、季節はずれの冬の間だと種類や色が限られているうえ、何せ値段がお高めです。けど、今日お花屋さんでみたチューリップは、ちょっぴり濃い目のピンクに白のフリンジ、部屋に飾るにはちょうど良い7本入りの小束で$5なり、でした。早速キッチンの日当たりの良い場所に飾ると、今日も最低気温は-20度以下だけど、何となくぽかぽかした気分になるから不思議です。

隣りの家の飼い猫マギー、普段はお散歩が大好きで我が家の裏庭にもしょっちゅうやってきていたのですが、ここのところ全然お見かけしていませんでした。飼い主さんによると、冬も初めのうちは外に出たがるのだけど、やはりここまで寒くなるとドアまで進んでもしり込みしてそのままユーターンするらしいです(ウチのあんなさんも冬場はいつもそうだったっけ)。さすが動物、自分の生命の危機的状況を察知する能力が備わっているのです。けど、今日、ホント久しぶりにマギーを玄関先で発見。決して以前のように遠出はせず、あくまでもすぐに室内に戻れる距離をキープしてはいましたが、それでも新鮮な外の空気を吸って短いながらもお日様にもあたって、なんだかとても気持ち良さそうでした。

実際にミネアポリスに春がやってくるのはまだまだ先のことですが、こうして少しづつでも春の兆しを見つけられると、不思議と元気が出るものだな、と実感した今日一日でした。
by itoaki | 2007-02-09 07:38 | Minneapolis編
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