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フロリダ・マイアミ旅行記その一:シーフード食べ歩き

2008年4月27日(日)

日曜日の午後、芋焼酎片手にブログを更新しているitoaki です。
みなさんはどんな週末をお過ごしでしたか?

この芋焼酎は日本からitoaki母がスーツケースに入れて持ってきてくれたものです。さすが母親、ムスメの喜ぶものを良く知っている(笑)。でも早速芋焼酎をロックでちびりちびりしながら夕食の支度を始めたら、itoaki母に「キッチンドランカーなの?」と言われてしまいました・・・しかも真顔で。母よ、私はアル中じゃありません。これが赤ワインを飲みながらオードブルでも作っていたらカッコ良く見えるのしょうけど、芋ロック片手に切り干し大根という組み合わせが良くなかったのかもしれません。

実は先週末4日間ほどitokai母を連れてマイアミ旅行に行って参りました。いくら見所が多いとはいえ、ずっとDCエリアだけにいるのもちょっと退屈かなと思いまして、間に小旅行をはさむことにしたのです。最初は車で4,5時間で行けるNYに遊びに行こうかと思ったのですが、toaki母に「ゴミゴミした所には行きたくない。自然がいっぱいで暖かい所が良い」と言われてしまい、計画を変更することに。マイアミに決めたのは・・・う~ん、何でだったろう?取り立てて二人ともマイアミに興味があったわけではないのですが、旅行サイトを見ているうちに真夏のリゾート的雰囲気に惹かれてしまいました。

さて、旅行の第一目、朝8時ちょうどにワシントンDCを出発し、ジョージア州アトランタで一度乗り継いでからマイアミに到着したのが12時過ぎでした。直行便もあるのですが、私が飛行機のチケットを買った時は残念ながら全て売切れでした(涙)。でも私が今回利用したDelta だと乗り継ぎの間隔が30分とほとんど待ち時間がない上に、地理的にもアトランタ経由でそんなに遠回りにはなりません。チケットの割安感を考えると許せる乗り継ぎ便だと思います(アメリカの場合目的地と反対方向の空港で乗り継ぎする便とかも多いですからね~)。マイアミに到着してからはまずはレンタカーの手続きに。ちなみにマイアミのレンタカー、非常~に安いです。コンパクトサイズの車で一日のレンタル料が$19ドル(税・諸費用・保険料別)など、驚きの安さです。空港内に大小あわせて30社ほどのレンタカー会社が参入しているので、価格競争が激しいのでしょう。通常アメリカ国内旅行の場合、レンタカー代が結構嵩んだりするのですが、少なくともマイアミではお財布が傷むことはありません。

レンタカーを借りて空港から真っ先に向かったのが、事前にアメリカ人の友人から勧められていたとあるシーフードレストラン(ここではあえて名前を伏せておきます)。その友人は先日フロリダの長期バカンスから帰ってきたばかりで「カジュアル・レストランで値段も手ごろなんだけど、どのシーフード・メニューも新鮮でおいしいのよ!」とかなりホメていたのです。実際お店のHPを見てみたところ、確かにシーフードのメニューがたくさん並んでいて、しかもシーフードのentree が9ドル~、しかもappetizer の殻つき生牡蠣が1ダースで8ドル!と、海から遠く離れたミネアポリスはもちろん、大西洋に近くて新鮮な海産物が入りやすいDCエリアと比べてもソソられるお値段でした。「さすがフロリダ、やっぱりあれだけ海に囲まれているだけあるな~これは毎日シーフード三昧で決まりだな~」と出発前から期待で胸を膨らませていました。

で、結論から言いますと・・・友人に勧められたレストランも、その後あちこち行ってみたシーフードがおいしいという評判のレストランも、何だか全体的にイマイチだったんですよね~。たとえば生牡蠣。上記↑の1ダースで8ドルというカジュアルレストランでも、ドレスコードの厳しい高級レストランでも、出てきた生牡蠣はとても新鮮でした。新鮮なんですけど、味が何だか物足りないのです。あの生牡蠣特有の鮮烈な香りがしないというのか・・・生で食してこうなのですから、私の一番好きな蒸し牡蠣にしてしまうともはや食感が残るのみ。いつも北海道厚岸産の生牡蠣ばかりを食べているitoaki母にいたっては「これって本当に牡蠣?」と不思議そうな顔で咀嚼してました(苦笑)。多分、日本で手に入る牡蠣とフロリダ近海で捕れる牡蠣は種類が違うのだと思います。その他シーフード・メニューを色々試してみたのですが、おいしいと思えるものは大抵使われているソースがおいしいのであって、魚自体の味はソースに隠れてしまい良く分からない・・・なんてことが多かったです。fumet de poisson がとってもおいしくできていたりして、決してシェフの腕が悪いわけではないのです。でも私はどうしてもせっかく新鮮な魚が手に入るのであれば魚そのものの味を楽しみたいと思ってしまうのです。これってやはり日本人的なこだわりなのでしょうか?

そんな全体的にちょっとがっかりしてしまったシーフード食べ歩きですが、ひとつだけみなさんにお勧めしたいのがこちら↓。
フロリダ・マイアミ旅行記その一:シーフード食べ歩き_a0049070_85362.jpg

11月から5月の間だけフロリダ近海で獲れるStone crab という蟹です。・・・スミマセン、またもや写真がボケボケになってしまいました。

大きな爪の部分だけを食べるのですが、中は先っぽまでしっかり実が詰まっているうえ、大きな蟹にありがちな「大味」なところもありません。殻は粉々に砕かれてた状態で運ばれてきますが、本当に硬いので全て慎重に手で取り除ぞいてからかぶりつきます。うっかり噛んだりすると、歯が欠ける危険性もありますので要注意。一緒に溶かしバターとカクテルソースが添えられますが、私はさっとレモンを絞って食べるのが一番おいしく感じました。stone crab は大きさによって値段が異なります(大きくなるほど、一人前の個数が少なくなって値段が高くなる)。写真↑は下から二番目のSelectというサイズ(7本入り)の二人前分です。1人前確か40ドルだったかな?かなりの量なので一人で食べるのはちょっとしんどいかもしれません。私が行ったのはマイアミ・ビーチにあるstone crab の老舗「Joe's Stone Crab」で、コロニアルスタイルの内装で開放感のあるとっても素敵なレストランでした。お値段的にカジュアルではないですが堅苦しい雰囲気はなく、ウェイターさんもみんな感じの良い人ばかりで気持ちよく食事ができました。

で、肝心のstone crab の味はと申しますと・・・ワタクシ個人的には毛ガニの方が好みですが、それを言ってしまうとおススメしていることにならないので(笑)。いえ、本当においしかったですよ。蟹好きのみなさん、マイアミにお越しの際はぜひどうぞ。

今日の一枚:ホテルの部屋から見たマイアミ・ポート
フロリダ・マイアミ旅行記その一:シーフード食べ歩き_a0049070_973532.jpg

今度はクルージングに行ってみようと思います。
by itoaki | 2008-04-28 08:01 | 旅行記 フロリダ・マイアミ編
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