2009年10月2日(金)
只今古巣を定期メンテナンス中のitoakiです。 なんだか実家を訪れている気分・・・懐かしいなぁ。 この日記をご覧になって何かご意見・ご質問のある方は、こちらではなく移転先の「ワシントンDC転石生活」コメント欄に書き込みいただけると助かります(特にお返事をお急ぎの場合)。せっかくコメントいただいても気がつかずに、お返事しそこなってしまいます。 よろしくお願いいたします。 #
by itoaki
| 2009-10-02 06:08
2008年10月15日(水)
先日ご案内した通り、こちらのブログを引越しすることとなりました。 新店舗はこちら↓です。 『ワシントンDC転石生活』 これから徐々に作業をして、ワシントンDCに関する過去のエントリーは全て『ワシントンDC転石生活』に移動し、こちらはミネアポリスに関するエントリーだけの『ミネアポリスつれづれ日記』として保存することにいたします。 引越しに際しまして、申し訳ないのですがこちらのコメント欄は閉じさせていただきます。もし『ミネアポリスつれづれ日記』についてご質問がある場合でも、お手数ですが『ワシントンDC転石生活』にお寄せいただけますよう、お願いしたいます。 それでは『ワシントンDC転石生活』でお待ちしておりま~す! #
by itoaki
| 2008-10-16 05:41
2008年10月14日(火)
昨日『3周年記念』をお伝えしたばかりですが、実はこのブログを引越ししなければならなくなりました。「煽動的な内容」のために大家(エキサイトブログ)から立ち退きを命じられたのです・・・というのはもちろんウソで、画像の容量が制限(1GB)ギリギリになってしまい、もうブログに写真が載せられなくなってしまったのです。ワタクシitoakiに写真のセンスが欠けているため(涙)、このブログには元々そんなに写真が掲載されているわけではないのですが、やはりなんでも「ちりも積もれば山となる」なのですね。3年間続けているうちに、とうとう画像容量が一杯になってしまいました。画像を載せない限り、このまま今のアドレスでの更新も可能なようなのですが、「今後一切写真無し!」というのはいくらなんでも寂しすぎるような気がしますし、みなさんだって文字ばっかりのブログなんてあんまり読みたくないですよね。 というわけで、近日中に店舗を移転することを決意するにいたりました。今にして思えば4月に「新装開店」をした時に新しいアドレスを取得して出直せばよかったのですが、その時は画像容量なんてものに全く気が回りませんで・・・そのまま表看板だけ掛けなおして同地で営業を継続してしまいました。失敗しました。通常ブログを移転する場合、新しい移転先を見つけてそこで更新を続ける一方、古いエントリーは旧アドレスにてそのまま保存する方法が一般的だと思います。ですが私の場合、この際なので4月の時点まで遡って旧「ミネアポリスつれづれ日記」と「ワシントンDC転石生活」(新アドレスを取得)に分けたいと考えています。つまり、現行のhttp://mnpls.exblog.jp/ のアドレスでは「ミネアポリスつれづれ日記」の旧エントリーを保存し、新しいアドレスを取得後4月からの「ワシントンDC転石生活」としてエントリーを移動し、そこで今後の更新を続ける計画です(上手く行けば、ですが・・・)。 なので、今後いつかの時点でhttp://mnpls.exblog.jp の看板がまた「ミネアポリスつれづれ日記」に戻っている可能性がありますが、どうぞびっくりなさいませんように。みなさまにはトップページで新しい移転先をご案内いたしますので、ご面倒ですがそこから新店舗にお越しいただけるとうれしいです。ご面倒をおかけいたしますが、新店舗においても変わらぬご愛顧をどうぞよろしくお願いいたします。 それにしても、引越しか・・・。 ちょっとメンドクサイです。 引越し屋さんなんて、いないかしら。 それでは、次回は新店舗にてみなさまにお目にかかりたいです。 #
by itoaki
| 2008-10-15 02:49
| Washington DC編
2008年10月12日(日)
突然ですが、みなさまにご報告があります。 本日を持ちましてこのブログ、3周年記念を迎えました! わー、パチパチパチ!(←拍手です) 私がミネソタ州ミネアポリスの片隅で旧『ミネアポリスつれづれ日記』を始めたのが2005年10月11日。なんとそれから丸3年が経過してしまいました。3年と言えば中学校や高校生活と同じ長さ、決して身近な時間ではありません。アメリカに来た当初は1年半で日本に帰国する予定で、このブログも1年半の期間限定のつもりで始めました。渡米二日目のまだ家具も日用品も何も揃っていないアパートで、日本から持参したノートPCをダイヤルアップ(!)で接続して、ブログ開設の手続きをしたことを今もはっきりと覚えています。改めて当時を思い返してみると、アメリカでの新生活に対する期待と興奮(少々浮かれ気味)、その一方で知り合いが誰もいない土地に来て、どこかで誰かとつながっていたいという不安や寂しさ、そんな想いがない混ぜになってブログを始めることを思い立ったのだと思います。が、その後帰国予定はズルズルと延び、それにつれてブログもそのまま延長。さらにはワシントンDCへ移り住むこととなり、ブログもタイトルを『転石生活』に変更しながらとうとう4年目に突入することになりました。こんなことになるなんて、ホント全く想像していなかったです。 私の性格は現実主義者かつ完璧主義者で、物事に対する決断が早く、決断したら即実行!が信条です。このように書くと聞こえがいいですが、その反面頑固で物事が計画通りに進まないと気が済まず、協調性にも欠ける集団行動が苦手なタイプです(そのくせ完全に孤立するのはちょっと寂しいのが厄介なところ・笑)。こんな性格の私がこの3年間で学んだことといえば「人生、先々のことをあれこれ考えてもムダ」、この一言に尽きると思います。なにせ完璧主義者なので完璧な計画を立てて、それを完璧に実行しないと気が済まない性分なのですが、アメリカで直面したあんなこと、こんなことは、全て自分の力ではどうすることもできない問題ばかりでした。癌が見つかったことやなかなか片付かないビザの問題はもちろん、ちょっとした文化の違いから生じる行き違いや、果ては態度の悪いカスタマーサービスまで(笑)、私が頭をフル回転させてあれこれ考えてみたところで、そしてきっちり計画を立ててみたところで、全然思うように進んでくれないのです。自分の人生のことだけど、自分の力でどうにもできないこともある、このことを事実をして受け止められるようになったのはつい最近のことだと思います。 このブログはそんな私の精神的・肉体的な日々の格闘で溢れています。怒りや悲しみをぶちまけたり、人にわざわざ言うほどではないちょっとした疑問を口に出してみたり、うれしかったこと大笑いしたことを「聞いてくださ~い!」と喜び勇んで報告してみたり。ブログは私にとってはフィルターのようなものだと思います。読み手を想定しながら「記述する」という行為には対象を客観視することが求められますので、こうしてブログを書き続けることで、多少なりとも冷静な目で自分自身を取り巻く環境を眺められたのではないかと思います。そしてそれがあったからこそ、この3年間アメリカという地で今まで何とかやってこれたし、色んなことがあってももうしばらくここでがんばってみようかなと前向きな気分でいられるのだと思います(まぁ、単に懲りない性格なだけなのかもしれませんが)。 こちらに遊びにきてくださっているみなさまには本当に感謝しております。みなさまが読んでくださると思うからこそ、今までこうやって書き続けることができました。ブログを始めた当初とは異なり、今やこちらの読者の大半の方は一度もお会いしたことのない方がほとんどとなりました。実際のお顔も名前も知らない方々とこのブログを通じて交流できるのが大きな楽しみであり、励みとなっています。もちろん現実世界のitoakiを知るみなさま、私生活を含めていつもどうもありがとう。近況報告をついついブログで済ませてしまってゴメンナサイ。今年になって環境の変化があったり、健康問題があったりして、今までのように頻繁に更新できないことが多くなってしまい、みなさんをお待たせする自分を歯がゆく感じるばかりです。更新のペースは落ちてしまうかもしれませんが、これからもできるだけこのブログは続けていこうと思っていますので、今まで通り遊びに来ていただけるとうれしいです。 というわけで、今日から4年目に突入です。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします! #
by itoaki
| 2008-10-13 15:36
| Washington DC編
2008年10月8日(水)
1ドル=99円ですか・・・。 日本の株式市場は米株式市場にひっぱられてボロボロのようですが、円だけは着実に対ドルに対して強くなっているようです。アメリカ在住、ドルで収入を得ている日本人からしてみると、株式市場の低迷よりも円高なのが精神的な痛手になります(実際の損害はないのですが)。私がアメリカに来てからもうすぐ3年になりますが、その間一番円安だった時で1ドル=116円ほど。それと比較するならば16%ちょっとの目減りです。今手元にある100ドルが日本で11600円になるのか9900円になるのかの差は大きいです。まぁ、すぐに日本に一時帰国する予定はないので、私が次に日本に帰る時までにはもうちょっとドル高に反動してくれていたらいいのですが・・・今のアメリカ経済のテイタラクぶりではそれもちょっと望めないかもしれません。 暗い前フリはこのくらいにして、昨日は日本に久しぶりに明るい話題が飛び込んできたようです。ノーベル物理学賞、化学賞の二分野において4人の日本人研究者の受賞が発表されました。2002年に同じ分野で日本人の受賞(物理学賞・東大小柴昌俊教授、化学賞・島津製作所田中耕一氏)が決まってから実に6年ぶりのことです。当時の小泉純一郎首相は日本人のダブル受賞が知らされた直後に「科学技術立国、3年連続。日本も捨てたもんじゃないね」という談話を発表しましたが、これはノーベル賞が個々人の業績を称える栄誉であるのはもちろん、受賞者を輩出する各国の「国家の威信」を維持するのに役立つ・活用されていることを示す良い例です。特に日本のマスメディアはノーベル賞の話題が大好きなので、ここ数日は4人の日本人受賞者の功績と足跡を伝えるのに大騒ぎとなるでしょう。もちろん私を含めた専門家ではない大半の人たちにとっては、受賞した研究の内容やその意義を理解するのはほぼ不可能に近いので、報道の内容も受賞者の「普段の姿」や「日本の科学技術の世界的地位」などに終始するのが通例です。 上で4人の日本人受賞者と書きましたが、こちらアメリカのメディアではノーベル物理賞の受賞者を"an American researcher and two Japanese researchers"と報道しています。南部陽一郎シカゴ大名誉教授がアメリカで市民権を得ていることから、南部教授をアメリカ人として紹介しているためです(なので米メディアに従うならば今年の日本人受賞者は3名となりますね)。「自分の国からノーベル賞受賞者が出た!」と言いたい気持ちはどの国も同じなので、南部名誉教授が日本では日本人と、アメリカではアメリカ人と紹介されるのはある意味当然だと言えます。南部教授がアメリカで市民権を得たのは1970年だそうで、日本で国籍法が改正された1984年以前のことです。国籍法改正以前は日本ではいわゆる二重国籍の扱いに関する明確な規定がなく(この年の改正によって二重国籍者の「国籍選択」が義務付けられました)、またアメリカではもとより二重国籍が認められているので、南部教授は日本・アメリカ両国の法規にのっとって「日本人でありかつアメリカ人」という身分を維持していることになります。なので日米どっちの言い分も正しいわけです(南部教授がわざわざ日本国籍喪失の手続きをしていない、と仮定しての話ですが)。 南部教授が日本を離れプリンストンのInstitute for Advanced Study にやって来たのが1952年、31歳のことだそうで、その後1956年にシカゴ大に移り1958年には37歳でfull professor となりました。とても若くして安定したポジションを得て、さらに日米の研究環境の差などを考慮して、きっともう日本に帰ることはないと思われたのでしょうか。渡米から市民権取得まで18年、労働ビザから永住権取得、さらには市民権の申請にかかる時間を考えると、わりと早くに市民権取得の決断をされたように推測できます。当時はまだ無期限の永住権が発行されていた時代ですが、冷戦のさなかでは特に軍事系の政府グラントでは申請者をアメリカ市民に限っていたこともあったそうなので、もしかすると研究の便宜上の理由からの決断だったかもしれません。南部教授が新天地を求めアメリカに渡ってから半世紀が経ち、今では大勢の日本人研究者が世界各国へと研究の場を広げています。私もその一人としてアメリカで研究活動を続けているのですが、いつか南部教授のように研究のために異国の地に骨をうずめる覚悟のできる日がやってくるのか、そしてそれだけのチャンスが果たして私にも巡ってくるのか、先のことが見えないまま、もうすぐ渡米して4年目に突入しようとしています。 #
by itoaki
| 2008-10-09 00:17
| Washington DC編
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