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美容室のこだわり

2006年10月22日(日)

日本一時帰国直前だというのに仕事が終わらず、しかも荷造りなどの準備も一切終わってないけれど、とりあえずこれだけはせねば!と思い、昨日美容室に行ってきました。もっと早く美容室に行きたかったのですが、私が忙しくて時間がなかなかとれなかったのと、お世話になっている美容師さんが結構忙しい人で希望の日時に予約がいれられなかったりで、ここの所ずっと延び延びに(髪は伸び伸び)なっていたのです。でも、こんなミスボラシイ髪型で帰国すると、実家の母が「この娘美容室にも満足にいけないくらい貧乏なのかしら?」と心配するかもしれない&ぼさぼさの髪のままだと最近ふっくらする一方の頬がより強調されるのではないかという危惧もあり(←こっちの方が大きい)、昨日朝一番で美容室に駆け込みました。

私がこちらでお世話になっているのは日本人の美容師さんRさん。多分間違いないと思うのですが、ミネアポリスで唯一の日本人美容師さんです。以前はわずか2ブロックの距離に住むご近所さんでもあったので、お休みの日にお茶を一緒にしたりもしていました。Rさんは国際結婚在米組で、ものすご~く暖かい&優しいダンナさまがいます。やっぱり、髪を切ってもらうなら日本人の美容師さんがいいですよねぇ~。細々したリクエストやちょっとしたこだわりなんぞを日本語で伝えられるし、日本人(アジア人)の髪のクセや悩み(ボリュームが出やすいので軽くして欲しい、など)も良く分かってくれます。それに、髪を切ってもらっている最中に、ここぞとばかり日本語でおしゃべりができるのもいいですし(笑)。いつもRさんのお店に行くと、髪が軽くなってすっきりするとともに、日頃のアメリカ生活の愚痴なんぞも大いに語り合えて、心まですっきりする気がします。

でも若かりし頃、大学時代にアジア諸国をあちこち旅していた時は、旅先で美容室に行くのが旅の楽しみの一つでした。例えば台湾の美容室。台湾の美容室では肩から背中全体にかけてかなり丁寧にマッサージしてくれるます。ムシムシする台湾であちこち回って汗をかいて疲れたら、美容室でシャンプー・プローをお願いして、たっぷりマッサージをしてもらう、これで800~1000円くらい。また歩き回る元気がでます。タイのバンコク郊外の小さい床屋さんはシャンプーなし、霧吹きで髪を揺らしながらのカットで約300円(これでも地元の人の言わせると、どうやらボッタクリ金額らしい)。ドライヤーもかけてもらえず、しかも顔中に細かい髪の毛が張り付いたまま、ホテルに帰ったこともありました(笑)。

でも一番の想い出はバリ島でのこと。英語がほとんど話せない美容師さんに、お店にあった雑誌を見せたところ、ものすごい自信たっぷり気に「Ok、OK」と返事をしてくれました。「写真も見せたし、そんなヘンなことにはならないだろう…」と安心してカットをお願いしたその直後、なぜか前髪をばっつり眉毛の上で一直線に切られたのです!普通カットって後ろの髪から切りますよね?鏡に映るのはまるで日本人形のような私(涙)。慌てて雑誌の写真を見せて「全然違うじゃん!」と訴えても、またまた「OK、OK」と自信たっぷりに答えるばかり…。結局見事なおかっぱちゃんができ上がったのでした…。日本帰国後すぐに美容室に駆け込んで、どうにかこのお菊人形のような前髪を直してもらおうとしたのですが、美容師さんは「これを直せって…どうにもなりませんよ。伸びるまで待つしかないですね」とつれない返事が帰ってくるばかり。実はタイミングの悪いことにこの時は大学の卒業式の4日前だったのです。せっかくの晴れ舞台の日なのに、おかっぱ頭。今でも卒業式当日にとった写真を見返すのがイヤです。
by itoaki | 2006-10-23 11:55 | Minneapolis編
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